ま冬なのにパンプカです。わざわざパンプカです。
なんで?パンプカが好きだからです。
きのうの日中は、穏やかな冬の日差しが眩しかったせいか、釣欲で尻がムズムズ。
それじゃあ行ってみようと夕刻を目指して出撃。寒風まじりの冬空の下を多摩川へ向かいます。
むかったのはいつもの小鯉釣りでお世話になっている小場所。
水量が減少ぎみでダメかなと思いきや小鯉の魚影は散見されます。
しかし軒並みナーバスな様子。パンのカケラを流してみますが浮き物には反応せず。
「んなこたあわかってるさ」と、この場所で一番のフィーディングスポットへ向かいます。
この場所で一番のフィーディングスポット。のはずが魚影が見当たらず。
でも、ということでパンのカケラを流してみると下流から元気な鯉たちが小躍りするように上がってきます。
パンへの反応もよくリズミカルかつ興奮気味に流れてくるそれをパクついています。
沈めパンプカ(ヘビキャロ)仕掛けを投入。魚が驚いたような動きをしますが物陰に隠れたりすることがないのでプレッシャーは低い模様。
いっぴきの鯉がスムーズに仕掛けのパンへ引き寄せられ、真冬にも関わらず躊躇なくバイトしてくれました。
手元にガコンと当りをたしかめてから合わせてヒット。しかしバラシ。
ふたたび仕掛けを投入。
一匹バラシてもまだ食い気が続いているのは素晴らしいこと。
すぐに鯉さんが近づいてきます。今度は少し探るような様子でしたが「我慢できない!」とばかりにバイト。
このガコンという当りがたまりません。
フッキングしファイト開始。元気なファイトは冬であることを忘れさせてくれます。
揚がってきたのは60cmオーバーのナイスプロポーションの鯉。
そして私は理解しました。なんで真冬にパンプカなのかを。
これは恋愛ゲームの代償行為なのです。
恋愛ゲームとは自分という餌に相手を食いつかせるものです。
川面に浮かぶパンは私の身代わりです。
むらがる鯉さん。パンはモテモテです。
ちかづいてきてそっぽ向かれることも多々あります。
焦らすようにパン(私)のまわりで思わせぶりな視線を投げかける鯉さん。
ついに欲望に負けた、痛みよりも欲望が勝った鯉さんが飛びついてくる。
ああ、そういうことなのね。
腑に落ち、惰性で釣りを再会しようと川面へ目を向けると、先ほどまでの活況は嘘だったかのように静まり返った冬の川の風景が広がっておりました。
釣果:鯉60cm。1匹。
16.3OOO
M→S
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