植物の緑と鬱屈とした霧が立ち込める多摩川は肌寒くも初夏を感じさせてくれる。
水面は小魚が立てる波紋でにぎやかだ。
今にも振り出しそうな空の下、空気が湿っていて水の中にいる気がした。
水中と空気中の境界が融合したような感覚だ。
今日もいつもの鯉溜まりへパンプカ鯉釣りへ。ここ数日は気温の低下局面であったが鯉は高活性なようで水面でせわしなくパクパクやっていた。
活性の高さから警戒心は低いだろうとショートリーダーのパンプカ仕掛けを投入。着水の瞬間、水中で鳴りを潜めていた数匹の鯉がザワっと波紋をたてた。
鯉の口がパンを見定めるように突っついては離れを繰り返し、ほど良く焦らされてからバイト。浮きが動いたのを確認して電撃フッキングを食らわすとロッドに重みが伝わる。1匹目は小型の50cmくらい。
今回は先行者に釣り座を分けていただいたこともありポイントから魚を引き離せず、ポイントを荒らしてしまったのだが、魚は気にしない様子でパクパクを続けていた。
2匹目は70cmくらいの長細い鯉。最近の中流域は長細い鯉が多い気がする。痩せているというよりもそういう固体のようだ。
2匹目を釣る間に何度がバラシているがポイントの活性はやまない。そのまま3匹、4匹と重ねたところで開始から2時間ほどが経過していた。
雨が降り始め、もうすぐ7月だというのに肌寒さが身に染みるので納竿。
パンプカのシーズン到来と言ったところでしょうか。
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