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多摩川釣り奇行?

多摩川を釣る!なぜならそこに魚がいるから

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 大雨後の多摩川①に続き昨日も出撃です。昨日も一昨日のように雨が降ったりやんだりの空模様でしたが、無性にチェックしたいポイントがあったので、夕方の雨のやみ間のうちに軽く散歩がてらに足を向けたのでした。

 多摩川に架かる橋の上から川を見下ろすと別ポイントですが、相変わらずカフェオレ色の濁流が轟々と流れていました。川幅でいうと普段の2倍2倍くらいに広がっていたでしょうか。
 ワイルドをチラ見させるその上を、平然と流れる自動車と人々が行き交う様子は、飼い馴らされた日常が包含する野生の魂を感じさせられました。

 ポイントに到着すると目ぼしい魚の付き場は流れに飲み込まれ、鯉がステイできる淀みも見当たらない状況でした。とりあえず気の向くまま散策することに。
 ふと目を向けた堰上の開けた空に、巨大な宇宙艇のような雲が低空でホバリングしながら地上に睨みを利かせていました。
 その反対の東のそらに目を転じると、鮮やかな虹が1本、その隣10m(笑)くらいにもう1本、虹が2本並んでかかっていました。

 虹といえば7色ですが、私の目には3色に見えてしまいます。なんとか7色を見出そうとしながら歩いていると、期待薄な淀みに差しかかりました。
 一応ということで、水際まで近づいてみると鯉が6匹ほどでしょうか、産卵の様子を見せたり、底餌を漁っています。おお、ここにいたか、ということで観察していると浮き物をスパスパやっている個体もいます。それを狙ってみることにしました。

 ここは小場所だけあって魚の警戒心が強く、目の前に餌を落としたらすぐヒットというわけにはゆきません。何度も焦らされてやっとヒットで60cmくらい。
 速やかに魚を引き離したのですが案の定ライズはやみ、魚は沈んでしまいました。

 しかし、久々に焦らしを食らった後に釣れた魚はたまらないものがありました。大雨後の多摩川①のように入れパクで釣れるのと散々焦らされてから釣れたのとでは嬉しさが違います。入れパクだとある種の虚しさを感じてしまいますが、焦らしを食らうと数は少なくとも充実感が大きいのです。
 
 この世界に光と闇、喜びと苦痛があるのは、光と喜びの価値を際立たせるために闇と苦痛があるのではないかと思い至りました。さらに、闇や苦痛は光と喜びを楽しむための舞台装置のようなもの、いわば苦痛は喜びの付随物ではないかとすら思うのでした。
 ということで、この2日間の釣果はなかなか味わい深いものがありました。

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