金曜日の天気予報で「土曜日は関東に台風が大接近するでしょう」という予想を聞いて恐怖ではなく爆釣を予感してしまったのは我ながら奇行師だと思います。
散々テレビで煽っていたわりに実際の東京の雨量はふつうの大雨といった程度なので拍子抜けしてしまいました。
そして本日は雨がやむと待ってましたとばかりに多摩川へ向かいました。道すがら、橋の上から大まかな水位をチェックをすると普段の中洲が水没するくらいに増水していたのでまあまあ降ったようではありました。
という不謹慎な態度なのですが、私は増水が好きなのです。平常水位では鯉は川のあちこちに点在している状態なので各ポイントでは数匹釣ったら終わりということが多いのですが、大雨がが降ると魚がステイできる場所が限られてくるためポイントを見つけられれば大釣りが期待できるのです。
目ぼしいポイントをランガンしようと思っていたのですが最初に入ったポイントが当たりでした。釣り場に着いて水面を見渡すと約10m四方のエリアに無数の鯉の口がパクパクフィーディングをしていました。あっちもクチ、こっちもクチといった様相で近年出会ったなかで最大規模のフィーディングエリアと化していました。
いつものパンプカスタイルでとりあえず足元でパクパクしている鯉の目の前に静かにアプローチするといとも簡単にパクッとバイトしてくれ、素早くポイントから引き離し寄せてみると目測60cmなり。
ポイントへ戻るとプレッシャーがかかることもなく相変わらずパクパク。またもや足元でヒット寄せてみると大きい。以降それがつづく。1時間ほどで10匹以上釣れ数えるのもめんどくさくなりました。
しかしどの鯉も強烈に引いてくれます。「鯉が引くのは最初だけ」という方がいますがそんなことはない、ヒットと同時に30mほど突っ走りそこからジワジワとリールからラインを引き出し50mくらい沖に行ったところをやっと手前5mまで寄せたと思ったらまた沖に走り出してラインを引き出してやっと手前まで寄せたらまた走り出すを4,5回繰り返してやっとキャッチ。今日かけた鯉はほとんどそのパターンなので腕が心地よい筋肉痛です。
またどの魚も頭でっかちの綺麗な魚体で、真っ黒な魚や白みがかった金の魚が印象的でした。それで平均サイズは60cmで、70cmが数本と80cmクラスが混じり、まさに爆釣でした。
ただ、今日釣れた魚は普段このポイントで釣れる魚とは異なるプロポーション、体色をしていたように感じましたが、やはり大雨で普段同じ水域内でも散っている魚が一箇所に集まってきたことによるのだと思います。
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